遺伝子検査

アメリカの女優であるアンジェリーナ・ジョリーさんの親族の多くが乳がんや卵巣癌を発症していました。このためアンジェリーナ・ジョリーさんが遺伝子検査を受けたところ、乳がんと卵巣癌のリスクが高い家族性の癌遺伝子変異を持っていることが明らかとなり、癌ができていない時点で乳房と卵巣を切除する手術を受けています。

親族の多数が癌で亡くなっているので、自分も将来癌になるのではと不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。癌治療の基本は、早期発見、早期治療です。遺伝子検査で癌遺伝子変異が見つかった場合でも、癌検診を受ける回数を増やしたりして癌の早期発見に繋がる可能性があります。

当院では、最新の遺伝子解析技術を用いて病気の原因や薬の副作用に繋がる可能性がある遺伝子を調べることができます。

遺伝子検査について

遺伝子検査を用いて、病気の原因となる可能性がある遺伝子変異を調べ、病気の早期発見・早期診断につながる情報の提供を行います。検査では、最新の機器を用いて全遺伝子配列を解析していきます。

01 家族性癌遺伝子検査

対象者

  • 親族に癌を発症した人がいて不安なため、遺伝的なリスクを調べたい方
  • 癌の発症リスクが高いかもしれないと心配な方

解析遺伝子数

  • 43種類の癌に関係する67遺伝子の解析を実施

02 特定遺伝子疾患解析

対象者

  • 親族に遺伝性疾患を発症した人がいて、遺伝的なリスクを調べたい方
  • 親族に遺伝性疾患を発症した人がいるが、原因遺伝子が不明な方

03 未診断遺伝子解析

対象者

  • 親族または自分自身が原因不明の病気を発症していて、診断の手がかりを探している方

04 オプション

  • 二次的解析:目的の遺伝子以外で、伝えた方が良いと考えられている遺伝子変異の解析
  • 薬理遺伝学解析:薬の副作用と関連性が高いと報告されている遺伝子変異の解析

検査の流れ

  • 医師によるカウンセリング:不安や心配の原因を相談してください
  • 説明と同意:医師より遺伝子検査の説明を聞き、自らの意思で検査を受けるかを決定してください
  • 検体の採取:血液または唾液を採取します
  • 検査:国内の提携衛生検査所の最新設備にて遺伝子配列を調べます
  • 解析:遺伝子配列から遺伝子変異だけを抽出して解析を行います
  • 医師によるカウンセリング:解析結果の説明(結果の意味、家族への影響など)を行います

注意事項

  • 遺伝子検査では、初診と結果説明の2回来院が必要となります
  • 基本的に18歳以上の方のみ対象としています
  • 未成年の検査を希望される場合は、一度ご相談ください
  • 本人確認のため運転免許証またはマイナンバーカードが必要です
  • 検査を受ける前に、遺伝子検査に関わる説明を行い、納得の上同意書へのサインが必要です
  • 結果説明は検査を受けた本人しか聞くことができません
  • 親子鑑定は行っておりません
  • 本検査で病気の早期発見に繋がる場合がありますが、病気を完全に予防する物ではありません
  • 検査には限界があり、100%の結果を保証するものではありません

院長からのひとこと

遺伝性光線過敏症を専門とする皮膚科研究医を20年以上経験し、その間多くの難病、希少疾患の診断を行ってきました。また日本医療研究開発機構が主導してきた、未診断疾患イニシアチブにも、解析グループおよび診断グループの両方に参画してきました。

これらの経験を生かし、皆様の遺伝に関わる不安の解消に努めて参ります。

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