名古屋でニキビ跡を治療するなら?症状別の改善法とおすすめ治療を専門医が解説

ニキビ跡治療を検討する女性の横顔イメージ

ニキビが落ち着いたあとも、赤みや色素沈着、ぽこっとした凹みだけが残ってしまい、「もう治らないのでは?」と感じてしまう方は多くいらっしゃいます。鏡を見るたびに気になったり、メイクで隠しきれなかったりと、日常生活でもストレスの原因になりやすいものです。

しかし、ひとくちに「ニキビ跡」といっても、赤み・色素沈着・凹凸など複数のタイプが存在し、それぞれ原因も改善方法も異なります。正しいケアを知らないまま自己流でスキンケアを続けてしまうと、かえって改善が遅れることも少なくありません。自分のニキビ跡の種類に合った対処法を知ることが非常に大切です。

また、名古屋でニキビ跡の治療を調べると、さまざまなクリニックの情報や治療名が出てきて、どれを選べばよいのか迷うこともあるでしょう。「どの治療が自分に最適なのか知りたい」「通いやすさや費用の目安を知って比較したい」という想いも自然なことです。

そこで本記事では、名古屋でニキビ跡の治療を検討している皆様に向けて、症状別の治療法・効果・通院の目安を専門的な視点からわかりやすく解説していきます。さらに、治療を選ぶ際に押さえておきたいポイントや、名駅周辺で通いやすいクリニックの特徴も紹介し、初めて治療を検討する方でも安心して一歩を踏み出せる内容にまとめました。

ニキビ跡は、適切な方法を選べば改善を目指せる症状です。まずは本記事で、皆様の肌状態に合う治療のヒントを見つけてください。

目次

ニキビ跡はなぜ残る?原因と種類を専門医が解説

ニキビが治ったあとに残る跡には、いくつかの原因があり、それぞれ改善のアプローチが異なります。まずは「なぜニキビ跡が残るのか」「どんな種類があるのか」を理解することで、自分に合う治療を見つけやすくなります。

ニキビ跡が残るメカニズム

ニキビ跡が残ってしまう最も大きな理由は、ニキビによる炎症が皮膚内部の構造にダメージを与えることです。毛穴で炎症が起こると、アクネ菌を抑えるために免疫が活性化し、赤みや腫れを引き起こします。この炎症反応そのものは肌を守る働きですが、強く長引くほど周囲の細胞が傷つき、ニキビが治った後に“跡”として残りやすくなります。

炎症が生じた部分では、細胞を修復する過程でメラニンの増加・血管の反応・コラーゲンの破壊など、複数の変化が同時に起こります。炎症が強いほど、肌の奥の層にまで影響が及び、正常な細胞の再生が追いつかず、表面の色や質感が不均一になる原因になります。これらの変化が、ニキビ跡につながっていきます。

また、ニキビを潰したり、頻繁に触れてしまう行為は、炎症をさらに悪化させ、肌組織を深く損傷しやすくなります。さらに、生活習慣の乱れやストレス、睡眠不足などで肌の回復力が低下していると、跡がより濃く残ることがあります。

このようにニキビ跡は、炎症の強さ・肌内部のダメージの深さ・回復力などが複合的に影響して生じます。次のセクションでは、これらのメカニズムによって実際にどのようなタイプのニキビ跡が現れるのか、具体的な違いをわかりやすく解説していきます。

なお、大人ニキビが繰り返しできてしまう原因や、炎症を悪化させないための対策はこちらで詳しく解説しています。
👉 大人ニキビの原因と対処法|効果的なスキンケアと生活習慣改善法

色素沈着・赤み・凹みなどの違い

ニキビ跡とひとことで言っても、タイプごとに原因や肌の内部で起きている変化は異なります。そのため、正しい治療を選ぶには「自分の跡がどの種類に該当するのか」を理解しておくことが大切です。ここでは、代表的な3つのタイプについて、見た目の特徴・原因・自然に薄くなる可能性・注意点を詳しく解説します。

● 色素沈着タイプ

色素沈着は、炎症の過程で増えたメラニンが肌に残り、茶色〜くすんだシミのように見える状態です。肌表面(表皮)に存在するため比較的改善しやすい一方、紫外線の影響を受けると濃く定着しやすく、放置すると数ヶ月〜1年以上続くこともあります。

また、メラニンが肌の深い層(真皮付近)に沈着している場合は、スキンケアだけでは薄くなりにくく、医療的な治療を併用した方が改善を実感しやすくなります。過度な摩擦や自己流のピーリングで悪化するケースもあるため、早めに適切なケアへ切り替えることが重要です。

● 赤みタイプ(炎症後紅斑)

赤みのニキビ跡は、炎症によって広がった毛細血管が戻らず、肌表面から透けて見えている状態です。ニキビが治った後でも赤みだけが残り、光の当たり方で赤さが強調されることがあります。特に肌が薄い方や乾燥しやすい方に多く見られるタイプです。

赤みは自然に薄くなるケースもありますが、数ヶ月以上続く場合は自然治癒が難しくなります。原因が血管の拡張であるため、美白ケアでは改善しにくく、「血管にアプローチする治療」が適しています。

●クレーター(凹み)タイプ

クレータータイプのニキビ跡は、炎症が真皮層まで及ぶことでコラーゲンが破壊され、肌が陥没した状態です。深さや形によってローリング型・ボックス型・アイスピック型などに分類され、タイプによって必要な治療方法や効果が現れるスピードが異なります。

日本皮膚科学会『尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023』によれば、このタイプのニキビ跡については現時点で確実に有効とされる治療法はありませんが、症状の改善を目指した様々なアプローチが試みられています。治療を検討される際は、エビデンスレベルや推奨度、保険適用の有無などを医師に確認し、十分な説明を受けた上で判断されることをおすすめします。

なお、ニキビ跡を残さないためには、そもそもニキビの段階で適切な治療を行うことも大切です。自宅ケアと医療の違いや、基本的な治療方法はこちらで詳しく解説しています。
👉 ニキビ治療の基本ガイド|自宅ケアから医療機関での治療まで徹底解説

名古屋で受けられるニキビ跡の治療|症状別の最適施術と効果・費用・ダウンタイム

ニキビ跡の症状や治療法を確認する女性のイラスト

名古屋にはニキビ跡の治療を扱う美容皮膚科が多く、施術の種類も豊富です。しかし、ニキビ跡は「色素沈着」「赤み」「凹み(クレーター)」などタイプによって原因や改善アプローチが大きく変わるため、まずは自分の症状に合った治療法を知ることが最重要です。さらに、同じ治療でも効果が現れるまでの回数や費用、ダウンタイムは異なり、生活スタイルや予算に合わせて選ぶ必要があります。

この章では、名古屋で受けられる代表的なニキビ跡の治療について、症状別にわかりやすく整理しながら、効果の出やすさ・通院回数の目安・名古屋エリアの料金相場・施術後の注意点やダウンタイムまでまとめて解説します。初めて治療を検討する方でも、自分に合う施術を比較しやすい構成になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、ニキビ跡は顔だけでなく、背中にも残りやすい部位です。背中ニキビの原因や改善方法については、こちらで詳しく解説しています。
👉 背中ニキビの原因とは?症状別の特徴と効果的な治療法を徹底解説!

色素沈着のニキビ跡に有効な治療

色素沈着は、炎症によって過剰に作られたメラニンが肌に残ることで起こります。茶色やくすんだシミのように見えるため、見た目に悩みを感じやすいタイプです。

● レーザー治療(ピコレーザーなど)

メラニン色素に反応するレーザーを照射し、シミのように残った色素沈着を内側から分解していく治療です。従来のレーザーよりも熱ダメージが少なく、短いパルスで色素だけに反応するため、濃いニキビ跡にも効果を発揮しやすい点が特徴です。「早く薄くしたい」「部分的に濃い跡だけ気になる」という方からも選ばれやすく、名古屋ではピコレーザーを導入する美容皮膚科が増えています。

持続性(通院回数)3〜6回程度が一般的。1回目から変化を感じることもあるが、複数回の治療が必要な場合もあり。
費用相場(名古屋)15,000〜40,000円/1回。スポット治療は数千円台の場合も。
注意点とダウンタイム赤み・軽い腫れが数時間〜1日ほど。薄いかさぶたができることもある。紫外線の影響で再び濃くなることもあるため、紫外線対策は必須。

● ピーリング(ケミカルピーリング)

薬剤を使って古い角質をやさしく取り除き、肌のターンオーバーを促進する治療です。くすみ・ざらつきの改善や、スキンケア成分の浸透アップなど、肌全体のコンディションが整いやすい点がメリットです。

持続性(通院回数)2〜4週間おきに5〜8回が一般的。1回でもトーンアップを実感しやすいが、色素沈着の改善には複数回が推奨。
費用相場(名古屋)5,000〜12,000円前後/1回。薬剤の種類(サリチル酸、グリコール酸、乳酸)で価格が変動。
注意点とダウンタイム赤み・乾燥・軽いヒリつきが数時間〜1日程度。紫外線の影響を受けやすくなるため、施術後のUVケアと保湿が必須。

【ニキビ跡への効果について】
日本皮膚科学会『ケミカルピーリングガイドライン(改訂第3版)』では、ケミカルピーリングはニキビ(尋常性痤瘡)には推奨されていますが、「にきび痕に対しては、十分な根拠がありません」と記載されています(日本皮膚科学会Q&A)。色素沈着への効果は個人差が大きいため、医師とよく相談の上で判断してください。

赤みのニキビ跡に有効な治療

ニキビが落ち着いたあとに残る赤みは、炎症によって毛細血管が拡張した状態です。この赤みは自然に薄くなることもありますが、長期間続くケースでは医療的なアプローチが有効です。

● 光治療(フォトフェイシャルなど)

赤みに反応する波長の光を広い範囲に照射し、炎症後の毛細血管の拡張を整える治療です。細かい赤みが広がっているタイプに向いており、肌全体のトーンアップやハリ感向上も期待できるため、総合的な肌質改善を希望する方に人気があります。名古屋エリアでも「ダウンタイムが少なく通いやすい治療」として、学生さんや仕事帰りの社会人にも選ばれています。

なお、赤みが長引く背景には、炎症の繰り返しや生活リズムの乱れなどが影響している場合もあります。そのため、治療と合わせて生活習慣の見直しも効果を高めるポイントになります。

持続性(通院回数)3〜5回で赤みの軽減を実感しやすい。継続的な改善には月1回ペースで5〜8回が推奨。
費用相場(名古屋)10,000〜25,000円/1回。全顔か部分照射かで価格が変動。
注意点とダウンタイムほとんどなし。軽い赤みが出ることがあるが当日〜翌日には収まるケースが多い。

● 血管レーザー

拡張した毛細血管の赤みにピンポイントで反応するレーザーを用いた治療です。フォトフェイシャルよりも局所的な赤み(点状・筋状の赤み)に強く、炎症が強かった部分に残る頑固な赤みに向いています。短時間で施術でき、赤みだけを狙って治療できるため、「部分的な赤みを集中的に改善したい」という方に適しています。

なお、頑固な赤みの場合は血管が戻るまでに時間がかかるため、数回の治療を前提にすると改善を実感しやすくなります。

持続性(通院回数)2〜4回で変化を感じるケースが多い。赤みが強い場合は5回以上の継続が必要なことも。
費用相場(名古屋)15,000〜35,000円/1回。部分照射の場合はもう少し安いこともある。
注意点とダウンタイム赤み・軽い腫れが1〜2日出ることがある。ごくまれに紫斑(小さく紫色になる)を伴うが1〜2週間で自然に消失。

クレーター(凹み)タイプに有効な治療

クレーター状に残る凹みは、ニキビ跡の中でも最も改善に時間がかかるタイプです。炎症によって真皮層のコラーゲンが破壊され、肌が陥没することで起こります。

● フラクショナルレーザー

皮膚にごく小さな穴を無数に開け、肌の再生力を高めることで凹凸をなめらかに整える治療です。コラーゲン生成を強力に促し、凹みタイプのニキビ跡の中でも特に深いクレーターに効果を発揮します。名古屋の美容皮膚科でも「本格的に改善したい人向けの治療」として多く採用されており、ダウンタイムはあるものの、着実な変化を実感しやすい施術とされています。

持続性(通院回数)1〜2ヶ月おきに4〜6回が一般的。1回ごとに改善を感じやすいが、深い凹みは複数回が必須。
費用相場(名古屋)20,000〜50,000円/1回。麻酔代が別途必要な場合も。
注意点とダウンタイム赤み・腫れ・皮むけが数日〜1週間。施術後はメイク制限があることも。紫外線対策と保湿が必須。

● ダーマペン

極細の針で肌表面に微細な穴を開け、自然治癒力によってコラーゲン生成を促す治療です。フラクショナルレーザーよりも刺激が穏やかで、毛穴・凹み・肌質改善をトータルで狙える点が魅力です。薬剤を併用することで効果をさらに引き出すことができ、名古屋でも幅広い年代に人気の施術となっています。刺激を受けた肌は敏感になりやすいため、施術後の保湿と摩擦を避けるケアが非常に重要です。

持続性(通院回数)3〜6回程度を目安に、3〜4週間おきで継続。1回でもハリ感を感じやすい。
費用相場(名古屋)15,000〜35,000円/1回。追加薬剤(成長因子・高濃度ビタミンなど)で価格が変動。
注意点とダウンタイム赤み・軽い腫れが1〜2日ほど。細かい点状の赤みが残るケースもあるが自然に収まる。

● TCAクロス

トリクロロ酢酸(TCA)を深い凹みにピンポイントで塗布し、化学的にコラーゲン再生を促す治療です。アイスピック状や深めのクレーターに特に向いており、他の治療では改善しにくい凹みにもしっかりアプローチできます。

施術時間は短いものの、反応がしっかり出る治療のため、名古屋でも「本気で深い凹みを治したい方」が選ぶケースが多い傾向があります。深い凹みは“治療の組み合わせ”で改善度が高まるため、TCAクロスを軸に他施術と併用されることも多い治療です。

持続性(通院回数)1〜2ヶ月おきに3〜5回が目安。凹みの深さによって必要回数は変動。
費用相場(名古屋)10,000〜30,000円〜(凹みの数により変動)。1箇所単位で料金設定されることが多い。
注意点とダウンタイム赤み・かさぶたが1週間前後続く。無理に触ると色素沈着リスクがあるため、自然に剥がれるまで待つ必要がある。

名古屋でクリニックを選ぶポイント

名古屋の美容クリニック受付でスタッフと話す来院者の様子

ニキビ跡の治療は、どのクリニックを選ぶかによって得られる効果や満足度が大きく変わります。名古屋は美容皮膚科が多い地域のため、治療の選択肢が豊富である一方、「どこが自分に合うのか分からない」という声もよく聞かれます。この章では、ニキビ跡をしっかり改善したい方が知っておきたい“クリニック選びの基準”を3つの視点から解説します。

症状に合った治療機器があるか

ニキビ跡は種類によって必要な治療が大きく異なるため、クリニックに「自分の症状に合わせた治療機器が揃っているか」を確認することが大切です。例えば、色素沈着にはピコレーザー、赤みには光治療、凹みに対してはフラクショナルレーザーやダーマペンなど、それぞれ適した機器があります。

名古屋エリアでは美容医療機器の導入が進んでいるため、複数の施術を扱うクリニックほど、肌状態に合わせた柔軟な提案が受けやすくなります。治療機器の種類や、どのような症状に適しているかを説明してくれるかどうかも、選ぶ際の重要なポイントです。

医師が肌診断・経過管理をしてくれるか

ニキビ跡の治療は1回で完結するものではなく、肌の状態を見ながら治療を重ねていくことが多い傾向があります。そのため、初回のカウンセリングだけでなく、通院中も肌状態を丁寧にチェックし、治療の進行に合わせて必要な提案をしてくれるクリニックが安心です。

特に凹みや赤みは個人差が大きいため、途中で治療内容を調整したり、より適した方法を提案したりできる医師のサポートがあると、改善までの道のりがスムーズになります。説明が分かりやすく、疑問に丁寧に向き合ってくれるかどうかも、クリニック選びの大切な視点です。

通いやすさ(名駅・地下鉄・営業時間)

ニキビ跡の治療は継続が重要なため、「通いやすい立地かどうか」も重要なポイントです。名古屋では、名駅や地下鉄沿線に位置するクリニックが多く、学校・仕事帰りに通いやすいクリニックを選ぶことで無理なく治療を続けやすくなります。

また、平日夜まで診療しているクリニックや、土日祝に通えるところを選ぶと、予定が立てやすく継続のハードルが下がります。アクセスの良さは見落とされがちですが、「継続治療」という観点では非常に大きな要素といえるでしょう。

複数のクリニックを比較する際には、立地・営業時間・予約の取りやすさといった要素も含めて総合的に判断すると、後悔のない選択がしやすくなります。

名駅なぎクリニックのニキビ跡の治療について

「エビデンスが支える医療で、あなたの不安を取り除く。」というキャッチコピーと、微笑む若い女性が写った名駅なぎクリニックのビジュアルバナー

当院「名駅なぎクリニック」は、名古屋駅から徒歩圏内に位置し、エビデンスに基づく美容医療を提供しているクリニックです。ニキビ跡の状態は一人ひとり異なるため、症状の原因・深さ・肌質を丁寧に評価し、最適な治療を組み合わせる「オーダーメイド治療」を重視しています。この章では、ニキビ跡の改善を検討する皆様に向けて、通いやすさ・治療の考え方・選べる施術の特徴をまとめて解説します。

名駅から徒歩圏内の通いやすい立地

当院は、名古屋市中村区名駅3丁目の今井ビル4階にあり、名古屋駅から徒歩5分と、非常にアクセスの良い立地です。そのほか、近鉄名古屋駅・名鉄名古屋駅から徒歩9分、国際センター駅からも徒歩7分と、名古屋中心部からの通院がしやすい環境にあります。

診療時間は平日11:00〜20:00(月曜日・金曜日は除く)、土日祝日は10:00〜19:00と、仕事帰りや休日にも通いやすい時間帯に設定されています。また、完全予約制のクリニックのため、待ち時間が短く、落ち着いた環境で診療を受けることができます。

ニキビ跡の種類別に最適な治療提案

当院では、ニキビ跡の「色素沈着」「赤み」「クレーター(凹み)」といった種類に応じて、症状に最適な治療を組み合わせるオーダーメイドの治療方針を採用しています。まず医師が肌の状態を丁寧に診察し、必要に応じてカウンセラーとの相談も含めながら、皆様一人ひとりに最適な治療計画を作成します。

● 色素沈着タイプのニキビ跡に対して
炎症後に色素沈着が生じた状態で、肌にメラニンが残っていることが原因です。以下の施術を症状に合わせて組み合わせていきます。

  • ピコトーニング:メラニンへアプローチし色調改善を促す
  • プラズマ:ターンオーバーと肌再生をサポート
  • トラネキサム酸の内服薬、外用薬:炎症の鎮静と色調改善
  • メソナJ:美白成分の導入により肌全体のトーンを整える

● 赤みタイプのニキビ跡に対して
炎症後の血管拡張が原因で赤みが残っている状態です。以下の施術を状況に応じて組み合わせます。

  • ジェネシス:拡張した血管の改善をサポート
  • プラズマ:炎症コントロールと皮膚再生を促す
  • メソナJ:赤みを抑える成分を導入し、肌の鎮静を促進
  • イソトレチノインの内服薬:血管新生抑制作用で、血管の拡がりを抑える

● クレーター(凹み)、ケロイド(凸む)タイプのニキビ痕に対して

  • クレーター(凹み)毛穴の拡大には、プラズマやピコフラクショナルが有効です。当院では2波長を順に照射する「3Dピコフラクショナル」を採用しており、高い凹み改善効果が期待できます。症例写真は お肌の悩み(ニキビ / エイジングケア) のページで掲載しています。
  • ケロイド(凸む)の場合は、ボトックスの局所注射でケロイドにかかる張力の減少が期待され、盛り上がりの改善をねらいます。

このように、ニキビ跡の種類ごとに適切な治療を組み合わせることで、複合的な症状にも柔軟に対応できる点が当院の強みです。治療にかかる費用の詳細は 料金案内ページ にまとめていますので、ぜひご確認ください。

アフターケア・院内体制

施術後の肌状態を整えながら、日常生活に支障が出ないよう配慮しております。施術によっては「当日からメイク可能」なものも多く、仕事や学校がある方でも無理なく治療を続けることができます。

また、当院は「安全性」「エビデンス」「臨床研究」に注力しており、肌の変化を見ながら治療計画を柔軟に更新する体制が整っています。治療の効果だけでなく、長期的な肌の健康を見据えたサポートを重視しているため、初めて美容医療を受ける方でも安心してご相談いただけます。

よくある質問(FAQ)

ニキビ跡治療のよくある質問を示すQ&Aアイコンのイラスト

ニキビ跡の治療について寄せられる疑問の中から、多くの方が気になるポイントをまとめました。初めて治療を検討する際に知っておくと安心できる内容を厳選しています。

 ニキビ跡はどれくらいで改善を実感できますか?

色素沈着や赤みであれば、早い方では数回の施術で変化を実感することがあります。一方で凹み(クレーター)タイプは肌の再生が必要なため、継続治療が前提になります。改善までの期間は症状の深さや治療ペースによって個人差があります。

1回の治療で大きく変わりますか?

ニキビ跡の治療は“積み重ね型”の改善が基本です。多くの治療は肌の再生を促すため、1回で劇的な変化というより、数回にわたってじっくり改善していくイメージを持つと現実的な期待を持ちやすくなります。

ダウンタイムはどのくらいありますか?

ピーリングや光治療はダウンタイムがほとんどありません。レーザー治療やダーマペンでは赤み・乾燥・皮むけなどが数日続くことがあります。強めの施術では1週間前後の赤みが残ることもあるため、スケジュールに合わせて選ぶことが大切です。

自宅ケアだけでニキビ跡は治せますか?

軽度の色素沈着などはスキンケアで薄くなることがありますが、赤みや凹みが長く続く場合は医療的な治療が必要になることが多いです。自宅ケアの詳しい方法については、こちらの記事でまとめています。
👉 ニキビ痕の種類と効果的な治療法|あなたに合ったケア方法を詳しく解説

男性でも治療できますか?

ニキビ跡の治療は性別に関係なく受けられます。男性の肌は皮脂が多く、毛穴が目立ちやすい傾向があるため、複数の治療を組み合わせた複合施術の継続で肌質改善を目指す方も増えています。

まとめ|ニキビ跡は専門的な治療で改善できる

ニキビ跡治療で肌がきれいになった女性のイメージ

ニキビ跡は、一度残ってしまうと自然に改善するまで時間がかかることがあります。しかし、原因や種類に合わせて適切な治療を選ぶことで、肌の変化を着実に感じられるようになります。本記事では、名古屋で受けられる代表的な治療から、効果の目安、通院回数、選び方まで幅広く解説してきました。

ニキビ跡には「色素沈着」「赤み」「凹み」といったタイプがあり、それぞれに最適な施術が異なります。まずは自分のニキビ跡がどのタイプなのかを正しく知ることが、治療選びの大きなヒントになります。

名古屋は通いやすい美容皮膚科が多く、仕事帰りや休日でも治療を続けやすい環境が整っています。複数の施術が選べるクリニックであれば、症状に合わせて治療を組み合わせることもでき、より効果的に肌を整えていくことができます。

ニキビ跡に悩んでいる方にとって大切なのは、「一度で完璧を目指す」のではなく、肌の状態に合わせて段階的に改善していくことです。小さな変化を積み重ねることで、肌の質感や印象は大きく変わります。 本記事が、ニキビ跡の治療を検討している皆様の一歩を後押しするきっかけになれば幸いです。

専門医からのコメント

ニキビ跡は種類や肌質によって最適な治療が異なるため、まず「今の肌に何が必要か」を見極めることが何より大切です。
当院では、色素沈着・赤み・凹みなどの特徴を丁寧に確認し、無理なく改善を積み上げる治療計画をご提案しています。ニキビ跡は正しいアプローチを取ることで、前向きな変化を目指せる症状です。
「まず相談だけしてみたい」という段階でも大歓迎です。皆様が安心して一歩を踏み出せるよう、専門的な視点からサポートいたします。

皮膚科研究医として20年以上の経験を持つ研究医。遺伝性光線過敏症と早老症を専門とし、フランス国立研究所での研究を経て、名古屋大学特任准教授を歴任。2025年に名駅なぎクリニックを開業。日本皮膚科学会、日本再生医療学会、日本人類遺伝学会所属。科学的根拠に基づく個別治療とエイジングケアを提供している。

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