「十分に寝たはずなのに疲れが残る」「夜中に何度も目が覚める」「スマートウォッチの睡眠スコアが安定しない」――このような悩みがあっても、自分の睡眠のどこに問題があるのかを感覚だけで判断するのは難しいものです。
睡眠は、意識のない時間に起こります。寝床に入っていた時間と実際に眠っていた時間は同じとは限らず、短い覚醒を本人が覚えていないこともあります。また、睡眠時間が十分でも、深い睡眠の割合や中途覚醒の回数などによって、朝の休養感が得られない場合があります。
睡眠検査では、検査方法に応じて、実際の睡眠時間、寝つくまでの時間、中途覚醒、睡眠段階、睡眠効率、睡眠中の血中酸素に関する状態などを確認できます。結果は、生活習慣や寝室環境を見直す手がかりとなり、必要に応じて医療機関へ相談する判断材料にもなります。
この記事では、睡眠検査が重要な理由、検査でわかること、スマートウォッチ・簡易検査・PSG検査との違いに加え、当院でご案内しているS’UIMINの「InSomnograf(インソムノグラフ)」について、自宅で睡眠脳波を測定する検査の特徴と流れを解説します。
名古屋・名駅周辺で睡眠検査を検討している方は、睡眠の質を客観的に知るための参考にしてください。
睡眠検査が重要な3つの理由

睡眠の悩みがあっても、眠っている間の状態を自分の感覚だけで正確に捉えることは困難です。睡眠検査で客観的な情報を得ると、睡眠のどこを見直すべきかを考えやすくなります。ここでは、睡眠検査が重要とされる3つの理由を解説します。
睡眠中の状態は自分では確認できない
睡眠中は意識がないため、実際に眠り始めた時刻や夜中に目覚めていた時間を、本人がすべて把握することはできません。「7時間眠った」と思っていても、それは寝床にいた時間であり、実際の睡眠時間とは異なる場合があります。
短い中途覚醒は翌朝に覚えていないこともあります。反対に、眠れていないと感じていても、計測すると一定の睡眠時間が確保されているケースもあるため、主観的な感覚と客観的な睡眠状態が一致するとは限りません。
S’UIMINと人間ドック施設KRD Nihombashiが2021年10〜12月に100名を対象として実施した共同調査では、約43%にあたる人に中程度以上の睡眠トラブルのリスク(C・D評価)が認められました。さらにそのうち約3割は、質問票調査で主観的には睡眠に大きな問題を感じていなかったと報告されています。
限られた対象での結果ではありますが、睡眠の問題は自覚しにくいことを示す一例です。
睡眠の質は「睡眠時間」だけでは判断できない
良い睡眠を考える際は、何時間眠ったかだけでなく、寝つくまでにかかった時間、途中で目覚めた回数、寝床にいた時間のうち実際に眠っていた割合なども重要です。深いノンレム睡眠やレム睡眠がどのように現れているかも、睡眠状態を確認する要素になります。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、適正な睡眠時間とともに、目覚めたときに休まったと感じられる「睡眠休養感」の確保が重視されています。
必要な睡眠時間には個人差があるため、時間の長さだけを基準にせず、日中の眠気や起床時の感覚も含めて捉えることが大切です。
客観的な結果が改善策を考える手がかりになる
睡眠検査の目的は、結果を見ることだけではありません。入眠に時間がかかっているのか、中途覚醒が多いのか、睡眠時間そのものが不足しているのかを整理することで、取り組むべき対策を考えやすくなります。
例えば、睡眠時間が不足している場合は生活スケジュールを見直し、中途覚醒が目立つ場合は寝室の光・音・温度、飲酒、カフェインの摂り方などを確認します。
いびきや睡眠中の呼吸状態に関するリスクが示された場合は、自己判断で済ませず、医療機関への相談を検討することが重要です。
ただし、睡眠検査を受けるだけで睡眠の悩みが改善するわけではありません。検査結果を生活習慣の見直しや適切な相談につなげることで、睡眠改善に向けた具体的な一歩として活用できます。
睡眠検査では何がわかる?

睡眠検査で確認できる項目は、用いる機器や検査方法によって異なります。脳波を測る検査では、眠っていた時間だけでなく、睡眠の深さや一晩の経過を客観的に捉えられます。ただし、計測結果の役割と限界を理解し、症状がある場合は適切な相談につなげることが大切です。
実際に眠っていた時間や睡眠効率
睡眠検査では、寝床に入ってから眠り始めるまでの時間、実際に眠っていた総睡眠時間、夜中に目覚めていた時間などを確認できます。時計だけではわからない「眠りの中身」を数値で捉えられる点が特徴です。
なかでも睡眠効率は、寝床にいた時間のうち、実際に眠っていた時間の割合を示す指標です。長時間ベッドに入っていても、寝つきに時間がかかったり中途覚醒が長かったりすると、睡眠効率は低くなります。
睡眠時間と睡眠効率をあわせて見ることで、単に「何時間横になっていたか」ではなく、どの程度まとまって眠れていたかを把握しやすくなります。
レム睡眠・ノンレム睡眠などの睡眠段階
睡眠は一晩中同じ深さで続くのではなく、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返します。
レム睡眠では脳波が覚醒時に近い状態となり、急速な眼球運動が見られます。ノンレム睡眠は眠りの深さに応じて段階が分かれ、深いノンレム睡眠では、ゆっくりとした脳波が多く現れます(参照:日本睡眠学会「ノンレム睡眠とレム睡眠」)。
脳波を計測する検査では、覚醒、レム睡眠、浅いノンレム睡眠、深いノンレム睡眠が一晩の中でどのように現れたかを確認できます。睡眠段階の割合だけで良し悪しを決めるのではなく、年齢や生活状況、本人の困りごととあわせて評価することが重要です。
睡眠中の血中酸素に関する状態やトラブルのリスク
検査機器によっては、睡眠中の血中酸素に関する状態も計測します。呼吸が不安定になると血中酸素の値が変動することがあるため、いびきや睡眠中の呼吸停止を指摘された方にとって、詳しい検査や医療機関への相談を考える材料になります。
また、睡眠時間、中途覚醒、質問票への回答などを組み合わせ、睡眠トラブルのリスクを評価する検査もあります。ただし、リスクが示されたことは病気が確定したことを意味しません。
反対に、数値だけに大きな問題が見られなくても、強い眠気や不眠などが続く場合は相談が必要です。
検査は診断そのものではない
睡眠検査には、日常の睡眠状態を把握するための計測と、睡眠障害を診断するために医療機関で行う検査があります。検査ごとに目的や計測項目が異なるため、すべての睡眠検査で病気を確定できるわけではありません。
InSomnografによる睡眠評価も、睡眠状態や睡眠トラブルのリスクを把握し、生活改善や受診を検討するための情報として活用するものです。
睡眠中の呼吸停止、日常生活に支障を及ぼす強い眠気、長く続く不眠などがある場合は、結果だけで自己判断せず、医師の診察や必要に応じた専門的な検査を受けましょう。
睡眠を調べる方法の違い

睡眠を調べる方法には、日々の記録から医療機関で行う精密検査まで、いくつかの選択肢があります。それぞれ確認できる内容や目的が異なるため、手軽さだけでなく、知りたいことや症状に合った方法を選ぶことが大切です。
| 方法 | 主に確認する内容 | 実施場所 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 睡眠日誌 | 就寝・起床時刻、本人の感覚 | 自宅 | 手軽に継続できるが、記録は主観的 |
| スマートウォッチ・アプリ | 動きや心拍などから推定した睡眠状態 | 自宅 | 日々の変化を確認しやすい |
| 簡易睡眠検査 | 呼吸、気流、血中酸素など | 主に自宅 | 睡眠時無呼吸症候群の評価に用いられる |
| 終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG) | 脳波、呼吸、眼球運動、筋電図など | 医療機関など | 睡眠状態を多角的に調べる精密検査 |
| 自宅で行う脳波睡眠検査(InSomnografなど) | 睡眠脳波、血中酸素ウェルネスなど | 自宅 | 普段の環境で複数晩の計測が可能 |
睡眠日誌やスマートウォッチ
睡眠日誌は、寝床に入った時刻、眠りについたと思う時刻、起床時刻、夜中に目覚めた回数、翌日の眠気などを記録する方法です。生活リズムや睡眠の傾向を振り返るのに役立ちますが、眠っている間の記録は本人の感覚に基づきます。
スマートウォッチや睡眠アプリは、体の動きや心拍などの情報から睡眠時間や睡眠段階を推定します。日々の変化を確認しやすい一方、脳波を直接測定しているとは限りません。数値だけで病気の有無を判断せず、傾向を知る参考情報として活用しましょう。
睡眠時無呼吸症候群の簡易検査
簡易睡眠検査は、鼻や口の気流、呼吸の動き、血中酸素飽和度などを自宅で測定し、睡眠中の無呼吸や低呼吸を調べる方法です。いびき、睡眠中の呼吸停止、日中の強い眠気などがある場合に、睡眠時無呼吸症候群の可能性を評価する目的で用いられます。
簡易検査は自宅で受けやすい反面、脳波を測定しない方式では、実際に眠っていた時間や睡眠段階を詳しく確認できません。結果や症状によっては、終夜睡眠ポリグラフ検査など、より詳しい検査が必要になります(参照:国立精神・神経医療研究センター「睡眠関連呼吸障害」)。
終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)
終夜睡眠ポリグラフ検査は、PSGとも呼ばれる睡眠の精密検査です。脳波、眼球運動、筋電図、鼻や口の気流、胸部・腹部の呼吸運動、血中酸素飽和度、心電図など、多くの項目を一晩記録します。
日本睡眠学会の解説(八木朝子「睡眠障害を診断するための検査」)では、PSGによって睡眠時間、中途覚醒、レム睡眠・ノンレム睡眠、呼吸異常などを評価すると説明しています。睡眠時無呼吸症候群などの診断に用いられますが、必要性は医師が判断します。
自宅で行う脳波睡眠検査
自宅で行う脳波睡眠検査は、普段の寝室や寝具を使いながら睡眠中の脳波を計測する方法です。慣れない検査室ではなく、日常に近い環境で眠れ、検査の種類によっては複数晩を計測できることが特徴です。
睡眠時間や睡眠段階などを客観的に確認したい場合に役立ちますが、終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)や睡眠時無呼吸症候群の簡易検査とは、測定項目や目的が異なります。強い日中の眠気や睡眠中の呼吸停止などがある場合は、検査方法を自己判断せず、医療機関へ相談しましょう。
S’UIMINのInSomnografを用いた睡眠検査とは

S’UIMINの「InSomnograf(インソムノグラフ)」は、自宅で睡眠脳波などを計測し、睡眠の状態を客観的に確認するためのサービスです。ここでは、計測方法、日数、評価レポート、検査の流れ、名駅なぎクリニックでのご案内について説明します。
自宅で睡眠脳波を計測できる
InSomnografは、普段の寝室や寝具を使いながら、睡眠中の脳波と血中酸素ウェルネスなどを計測します。慣れない検査室ではなく、自宅で日常に近い睡眠を記録できることが特徴です。
機器は就寝前に自分で装着します。S’UIMIN公式サイトでは、装着にかかる時間の目安は約3分と案内されています。説明に沿ってセンサーを装着し、翌朝に取り外すため、普段の生活を大きく変えずに検査を進められます。ただし、装着感や眠りやすさには個人差があります。
2晩または5晩の睡眠を計測する
計測日数は、提供されるプランにより2晩または5晩です。睡眠は、仕事の忙しさ、運動、飲酒、室温、その日の体調などによって変化します。複数晩を計測することで、一晩だけの結果に偏らず、日による違いも含めて睡眠の傾向を確認しやすくなります。
計測中は、できるだけ普段と同じ就寝時刻や寝室環境で過ごすことが大切です。特別に長く眠ろうとしたり、生活習慣を急に変えたりすると、日常の睡眠状態を捉えにくくなる場合があります。
AI解析と専門家による評価レポート
計測した睡眠脳波はAIで解析され、睡眠評価レポートとしてまとめられます。レポートでは、睡眠時間、睡眠効率、中途覚醒、深い睡眠の割合、一晩の睡眠経過などを確認できます。
睡眠質問票への回答も踏まえ、睡眠トラブルのリスクや、睡眠の専門家による評価・改善のためのアドバイスが示されます。数値の高低だけを見るのではなく、日中の眠気や起床時の休養感など、自覚している悩みと照らし合わせて活用することが重要です。
睡眠検査を受ける流れ
- 睡眠検査を申し込む
- 睡眠に関する質問票へ回答する
- 計測機器を受け取る
- 自宅で機器を装着して睡眠を計測する
- 計測後の機器を返却する
- 睡眠評価レポートを確認する
申込方法、機器の受け取り・返却方法、レポートの確認方法は、案内に従って進めます。計測中に機器の装着が外れた場合など、不明点があるときは自己判断せず、案内された窓口へ確認してください。
名古屋・名駅で睡眠検査を検討している方へ
当院「名駅なぎクリニック」では、S’UIMINのInSomnografを用いた睡眠検査をご案内しています。睡眠の質を客観的に確認したい方や、いびき、中途覚醒、起床時の疲労感などが気になる方はご相談ください。
診察・睡眠相談は無料です。検査料金は下記のとおりです。
- 2晩検査コース:33,000円(税込)
- 5晩検査コース:49,500円(税込)
検査結果や症状を踏まえ、生活習慣や睡眠環境の見直しについてご案内します。いびきが気になる場合は、当院でいびきレーザー治療についてもご相談いただけます。
なお、睡眠中の呼吸停止や強い日中の眠気などがあり、専門的な検査が必要と考えられる場合は、睡眠を専門とする医療機関の受診をおすすめすることがあります。
睡眠の質の改善については、診療内容(いびきレーザー治療)もご覧ください。
睡眠検査を検討したい人の特徴

睡眠検査は、眠りに明らかな問題を感じている場合だけでなく、原因のわからない疲れや日中の眠気が続く場合にも検討できます。自覚しにくい変化が隠れていることもあるため、症状の強さや日常生活への影響を目安に考えることが大切です。
睡眠に関する次の悩みがある人
次のような悩みが続いている場合は、睡眠の状態を客観的に確認することが役立つ可能性があります。
- 十分に寝ても疲れが取れない
- 日中に強い眠気を感じる
- 夜中に何度も目が覚める
- 朝早く目が覚め、その後眠れない
- 寝つくまでに時間がかかる
- 睡眠時間は長いのに休養感がない
- いびきや睡眠中の呼吸停止を指摘された
- 起床時に頭痛や口の乾燥がある
- 自分の睡眠の質を数値で確認したい
- スマートウォッチの結果を詳しく調べたい
これらの悩みには、睡眠時間の不足、生活リズム、寝室環境、飲酒、ストレス、睡眠中の呼吸状態など、さまざまな要因が関係します。症状だけで原因を決めつけず、計測結果や普段の生活状況を整理して考えることが重要です。
自覚症状が少なくても検査が役立つ場合がある
睡眠の問題は、本人よりも家族や周囲の人が先に気づくことがあります。大きないびき、睡眠中の呼吸停止、歯ぎしり、頻繁な寝返りなどを指摘された場合は、自分ではよく眠れていると感じていても、睡眠状態を確認するきっかけになります。
以前より集中しにくい、仕事中のミスが増えた、朝すっきり起きられないといった変化も、睡眠との関連を検討したいサインです。
生活習慣や就寝環境を見直しても改善を感じられない場合は、検査によって睡眠時間や中途覚醒などを確認すると、次に取るべき対策を考えやすくなります。
早めに専門医療機関へ相談したい症状
睡眠中の呼吸停止を繰り返し指摘される、日中の眠気で仕事や学業に支障が出る、運転中に眠ってしまいそうになる場合は、検査サービスの結果を待たず、睡眠を専門とする医療機関へ早めに相談してください。
強い眠気による居眠りが日常生活に影響する場合は、必要な検査や治療を受けることが大切です(参照:厚生労働省「昼間の眠気―睡眠不足だけではなく睡眠・覚醒障害にも注意が必要」)。
また、睡眠中に大声を出す、激しく体を動かす、長く続く不眠や強い気分の落ち込みがある場合は、睡眠時随伴症の一種が関係している可能性があるため、専門的な評価が必要になることがあります(参照:国立精神・神経医療研究センター「睡眠時随伴症」)。
自宅で行う睡眠検査は状態を知る手がかりですが、すべての睡眠障害を診断できるものではありません。症状が強い場合は自己判断を避け、適切な診療につなげましょう。
検査結果を睡眠改善に生かす方法

睡眠検査の結果は、数値の良し悪しを確認して終わりではありません。睡眠時間、中途覚醒、睡眠効率などの傾向を、日中の眠気や生活習慣と照らし合わせることで、改善に向けた行動を考えやすくなります。
生活習慣や睡眠環境を見直す
まずは、検査結果のうち気になる項目と、普段の過ごし方を照らし合わせます。
睡眠時間が不足している場合は、就寝時刻だけを早めるのではなく、起床時刻をなるべく一定にし、必要な睡眠時間を確保できる生活スケジュールを考えましょう。
朝は光を浴び、日中は無理のない範囲で体を動かすと、生活リズムを整える助けになります。夜はカフェインや飲酒のタイミング・量を見直し、就寝前にスマートフォンを長時間見る習慣も控えることが大切です。寝室の明るさ、音、温度、寝具なども確認してください(参照:厚生労働省「快眠と生活習慣」)。
一度に多くのことを変えると、何が睡眠に影響したのかわかりにくくなります。まずは起床時刻をそろえる、夕方以降のカフェインを控えるなど、実行しやすい項目から始め、睡眠日誌をつけながら変化を確認するとよいでしょう。
なお、睡眠と肌のコンディションには関係があるため、肌荒れやニキビが気になる方は、睡眠を見直す際に肌の状態にも目を向けてみてはいかがでしょうか。睡眠と肌荒れ・ニキビの関係や、睡眠リズムに関わるメラトニンについて詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
結果に応じて医療機関への相談を検討する
検査で睡眠トラブルのリスクが示された場合でも、結果だけで病気を確定することはできません。強い不眠、日中の著しい眠気、睡眠中の呼吸停止、脚の不快感、睡眠中の異常行動などがある場合は、睡眠を専門とする医療機関への相談を検討してください。
反対に、検査結果に大きな問題が示されなくても、つらい症状が続く場合は自己判断で放置しないことが重要です。検査結果に加えて、症状が始まった時期、頻度、日常生活への影響、服用中の薬などを整理して相談すると、必要な診察や検査につながりやすくなります。
いびきや気道の狭さが気になる場合は治療を相談する
いびきは、睡眠中に空気の通り道が狭くなり、周囲の組織が振動することで生じます。ただし、原因や程度は一人ひとり異なり、睡眠時無呼吸症候群が隠れていることもあるため、検査結果や症状をもとに適切な相談先を選ぶ必要があります。
当院では、睡眠の質の改善を目的としたいびきレーザー治療についてご相談いただけます。いびきや中途覚醒、起床時の口の乾燥などが気になる方は、睡眠相談をご予約ください。症状や状態を確認し、治療の適否を判断します。
睡眠検査についてよくある質問

睡眠検査には、自宅で行う簡易的な検査から、医療機関で行う精密検査までさまざまな方法があります。ここでは、検査でわかることや検査方法の選び方、結果の受け止め方など、睡眠検査についてよくある質問に回答します。
- 睡眠検査では何がわかりますか?
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睡眠検査で確認できる内容は、検査方法や使用する機器によって異なります。
脳波を測定する検査では、実際に眠っていた時間、寝つくまでの時間、中途覚醒、睡眠効率、レム睡眠・ノンレム睡眠などを確認できます。
睡眠時無呼吸症候群の簡易検査では、鼻や口の気流、呼吸の動き、血中酸素飽和度などを計測し、睡眠中の無呼吸や低呼吸の可能性を調べます。どの項目を確認できるかは検査ごとに異なるため、目的に合った方法を選ぶことが大切です。
- 睡眠検査で睡眠障害を診断できますか?
-
すべての睡眠検査で、睡眠障害を確定診断できるわけではありません。
睡眠日誌やスマートウォッチ、自宅で行う睡眠状態の計測などは、睡眠の傾向やトラブルのリスクを把握するための参考情報として活用されます。
睡眠時無呼吸症候群などの診断には、医師の診察に加え、簡易睡眠検査や終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)などが用いられます。検査結果だけで自己判断せず、症状や生活への影響も含めて医師に相談することが重要です。
- どの睡眠検査を選べばよいですか?
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確認したい内容や症状によって、適した検査は異なります。生活リズムや睡眠時間の傾向を確認したい場合は、睡眠日誌やスマートウォッチが取り入れやすい方法です。
実際の睡眠時間や睡眠段階を詳しく知りたい場合は、脳波を測定する睡眠検査が選択肢になります。
大きないびきや睡眠中の呼吸停止を指摘されている場合は、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査やPSGについて、医療機関へ相談しましょう。
- スマートウォッチと睡眠検査の違いは何ですか?
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一般的なスマートウォッチや睡眠アプリは、体の動きや心拍などの情報から、睡眠時間や睡眠段階を推定します。毎日の変化を手軽に記録できる点が特徴ですが、脳波や呼吸状態を直接測定しているとは限りません。
睡眠検査では、検査方法に応じて、脳波、血中酸素飽和度、気流、呼吸運動などを計測します。
スマートウォッチは日々の傾向を確認するための参考情報、睡眠検査は特定の睡眠状態や症状を詳しく調べる方法として、目的を分けて活用することが大切です。
- 自宅で受けられる睡眠検査はありますか?
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睡眠時無呼吸症候群の簡易検査や、一部の脳波睡眠検査は、自宅で受けられます。普段使用している寝室や寝具で計測できるため、日常に近い睡眠状態を記録しやすいことが特徴です。
ただし、自宅で行う検査でも、機器の装着位置や操作方法が適切でないと、十分なデータを取得できない場合があります。事前に説明を確認し、機器が外れた場合や操作に不明点がある場合は、案内された窓口へ相談してください。
- 睡眠検査は何日間行いますか?
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検査に必要な日数は、検査方法や目的によって異なります。
医療機関で行う終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)は、一般的に一晩の睡眠を詳しく記録します。一方、自宅で行う睡眠検査には、一晩で終了するものや、複数晩にわたって計測するものがあります。
睡眠は、体調、仕事、運動、飲酒、寝室環境などによって日ごとに変化します。複数晩を計測する検査では、一晩だけの結果に偏らず、日による違いも含めて睡眠の傾向を確認しやすくなります。
- 検査結果に問題があった場合はどうすればよいですか?
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まずは、検査結果を日中の眠気、起床時の疲労感、寝つき、中途覚醒、いびきなどの症状と照らし合わせて確認します。睡眠時間の不足や生活リズムの乱れが考えられる場合は、就寝・起床時刻、飲酒、カフェイン、寝室環境などを見直しましょう。
強い眠気によって仕事や運転に支障がある、睡眠中の呼吸停止を指摘された、長く続く不眠がある場合は、結果だけで自己判断せず、睡眠を専門とする医療機関へ相談してください。
また、検査結果に大きな問題が示されなくても、つらい症状が続く場合は受診を検討しましょう。
まとめ|睡眠の質を知ることが改善への第一歩

睡眠は、本人が意識していない時間に起こるため、感覚だけで状態を正確に把握することは簡単ではありません。寝床にいた時間と実際の睡眠時間が異なったり、短い中途覚醒を覚えていなかったりすることもあります。
睡眠の質を考える際は、睡眠時間だけでなく、寝つくまでの時間、中途覚醒、睡眠効率、レム睡眠・ノンレム睡眠の現れ方などを総合的に見ることが大切です。脳波を用いた睡眠検査は、こうした睡眠の経過を客観的に確認し、生活習慣や睡眠環境を見直す手がかりになります。
睡眠検査には、自宅で行う簡易検査や脳波睡眠検査、医療機関で行う終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)など、さまざまな方法があります。確認したい内容や症状によって適した検査は異なるため、それぞれの特徴を理解し、目的に合った方法を選ぶことが重要です。
検査結果は、数値の良し悪しだけで判断するのではなく、日中の眠気や起床時の疲労感、いびきなどの症状とあわせて確認し、生活習慣や睡眠環境の改善に生かしましょう。ただし、検査結果だけで睡眠障害を診断できるとは限りません。
強い日中の眠気、睡眠中の呼吸停止、長く続く不眠などがある場合は、自己判断を避け、睡眠を専門とする医療機関へ相談してください。
専門医からのコメント睡眠の悩みを相談する際は、眠れないという感覚だけでなく、症状が始まった時期、日中の眠気や集中力への影響、ご家族から指摘されたいびきや呼吸の様子などもお伝えください。
睡眠状態を考えるうえで大切な情報になります。
当院では、睡眠の状態を客観的に確認する方法の一つとして、自宅で睡眠脳波などを計測できるS’UIMINの「InSomnograf(インソムノグラフ)」をご案内しています。
睡眠について気になることがある方は、睡眠相談をご利用ください。









